新入学生の「後輪への荷紐の巻き込み」にお気を付けください!
「なんでちゃんと縛らなかったの!?」と怒るのは間違いで教えなかった親が悪い。
入学式から一週間たったこの時期、すごく多い作業が
「後輪に荷かけの紐が絡まって(巻き込んで)動かない💦取って欲しい」
と言うもの。ダントツに多いです。今朝も通勤中に多く見かけたのが、新中学生が荷物を結び直している姿でした。
というわけでまず正しいやり方をご説明します。
まず左から右へ(右から左へも)渡します。フックにかけたら後方へもっていき再び左右に渡します。
少し余った分を前後のフックに数回渡して固定。
完成!基本的にこれだけでしっかり固定できます。もし荷紐が長くて、すごく余ってしまった場合のみクロスさせて使い切ります。
最後の最後に各部のゴムを引っ張り、張力を均一化出来たら完璧です!荷紐の先のフックが完全にかかっていることも重要です。
さて次によく見る間違ったやり方。
最初左右に渡した荷紐を、第二段階でクロスさせるやり方。作業中荷物が斜めになったり、それをまっすぐに直して荷紐を掛け直したりするうち、ゴムの伸縮率にばらつきが生まれ、振動を与えていくうちに弛んでくる可能性が高い。また、
荷紐の先のフックを紐に引っかけてしまうと完全アウトです。固定していないのと一緒です。
子供たちはきっと最初わかりません。「こんなこともできないの?簡単なのに」と軽視せず親御さんがまずやって見せてあげてくださいね。
一般自転車の巻き込み紐外し工賃|税込み1650~2200円ですが、多くの場合ハブ内側(内装ハブ式一般自転車)の樹脂パーツや押さえの金具が変形し、ブレーキがかかったような重い回転になります。またチェーンカバーも変形し、常にガラガラとチェーンが当たるようになってしまいます。これに3年乗るかと思うと気が重いでしょう。僕なら我慢できません。
お子さんの楽しい学生生活のためにも、まずは荷物をきちんと固定できてるかどうか、時間を作って付き合ってみて下さい!
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